出産レポ2~こんなん出ましたけど

出産レポの続きです。

 

トイレに駆け込み、あてていた吸水シートをくんかくんかと嗅いでみる(破水だったら生臭い匂いがすると言われたので)。

明らかに尿ではない。

便座に座って10分ほどボーっとしたのち、「病院いかなきゃ」と思い至る。

と同時にやってくる陣痛。もう感覚的には10分を切ってる感じ。

大急ぎでトイレから出たいけれど、陣痛の波の間でしか動けない。

 

電話をかけて「すぐに来い」と言われ、陣痛タクシーを電話したところでまた動けなくなり、下半身パンイチということにも気が付く…

次の陣痛までにオットをたたき起こし、荷物を持たせ、テキトーなスウェットを着てとりあえずタクシーに投げ込まれる(ちなみに寝てたので上はノーブラ。カーデだけ羽織ってました)。

合間に絶叫三回。もうかなりやばい。5分も切ってる。

病院までは歩いても20分かからないくらい、車なら5分、夜ならほとんどすぐ着く距離でしたが、もうマジでやばかった。ほとんど動けない。なんか降りてくる感じがすごくする。

 

病院についても動けないので車いすに乗せられ、助産師さんがダッシュで産科病棟まで連れてってくれる。後ろから荷物持ちで夜勤の先生が追いかけてくるという、考えるとなんかすごい構図でした。

産科の病棟に着くと、速攻で分娩台へ。

しかもそこにいつもの担当医の先生がいて、お、おう先生も夜勤あるんだ? とびっくりする。

このあたりでちらっと見た時計が夜中の2時半すぎ。

分娩用の服に着替える間もなく、下半身だけ脱いで、もういきんでいいのかと思いきや、準備がまだだったらしくちょっと待ってまだ、まだ待ってと助産師さんに言われる。

で、オッケーが出ると同時に、即こんなんでましたけど~と出産。

早かった…分娩台に乗って10分も経ってなかった…

この我慢してすぐにいきめなかったせいで、生まれたムスメ、ちょっと肌が赤黒い感じになってしまい申し訳ない…

が、お産自体はするんと終わってしまい、胎盤も出てしまうとようやく体の緊張もほぐれ(出したらマズイと体がこわばってたので)、やっと着替えもできる状態に。

ちなみにこの日、PUNYUSの目玉焼きのTシャツなんか着てたので、いろんな意味で恥ずかしかった…

担当医からは、「安産でしたね」と太鼓判を押されましたけど、なんつーかこんだけヤバいなんて思ってなかったので、無事に病院で産めて心の底から安心しました。

あと10分遅かったらたぶんタクシーの中で、あと5分遅くても病院のロビーで産んでたかもしれないって思うともうガクブルです。